アルコール関連問題予防研究会とは

飲酒をめぐる様々な問題に向き合い、病院、学校、企業、行政など個々の最前線で懸命に取組んでいる人々がいます。しかしその取組みはその場その場の対応に終始してはいないでしょうか。個々の力は小さくても、多種多様な経験やアイディアを持ち寄り重ねあわせることで、大きな力となり新たな知恵や方法が生まれるかもしれません。それにはまず互いの情報交換が必要ではないか。アルコール問題予防研究会はこうして平成4年9月に誕生しました。以来、アルコールに関連するあらゆる領域で活躍されている講師をお招きし、その取組みについての発表を月1回のペースで回を重ね、平成12年12月には100回記念のシンポジウムと交流会を、平成21年4月には200回記念大会を開催し、現在に至っています。

予防研究会の特色のひとつは、様々な領域の人々が集っていることです。アルコール依存症の予防と治療に関する勉強と情報交換だけではなく、交流を深めることも本研究会の目的のひとつです。会員の構成は、医療従事者や職域健康管理職者をはじめ、教育・行政・司法に関わる方、非営利組織で予防活動に携わる方、酒類関連産業従事者に至るまで多種多様です。様々な角度、視点からアルコール関連問題を捉えます。フラットでフレンドリーな雰囲気の中で、職種、業種の垣根を超えて、幅広い領域のネットワークを構築していくことができます。

活動内容

予防研究会は毎月第3木曜日（原則18時30分～20時00分）に開催しています。毎回、各分野の第一線で活躍されている講師をお招きし、講演を依頼しテーマについてディスカッションしています。会場（神奈川県民センター）は横浜駅西口から徒歩5分と大変便利なところにあり、その日の勤務を終えてからお越しになる方が多いようです。また、会員には各回の講演の抄録をEメールもしくは郵送にてお届けしていますので、参加できない場合も概要を知ることができます。ビジターとして参加することも可能です。“まずは予防研究会の様子を確認してみたい”という方も、お気軽にお越しください。